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猛暑と渇水が農作物に影響 ピーマンは収量が半減

2023年08月21日 17:55更新

猛暑と渇水で農作物への影響が心配されるなか、妙高市の山間地などでは、この時期に旬をむかえる露地栽培のピーマンの収量が例年にくらべて半減となっています。

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JAえちご上越によりますと、露地栽培のピーマンはこの時期に収穫の最盛期をむかえます。例年であれば1日の出荷量は300キロから400キロになりますが、今年は多くても200キロほどだということです。

JAえちご上越 西山亜純さん
「例年よりすごく少ない。ピーマンやナスのつやがなく、育ちが悪いのが目に見える」

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不作の原因は、猛暑と渇水です。妙高市大貝にある小島康彦さんの畑では、ピーマンが日焼けをしたり、水が足りずに実の一部が腐ってしまいました。

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小島さんの畑には730本のピーマンがあります。毎日井戸水をくみ上げて、1株3リットルから4リットルほどの水をやっていますが、すぐに乾いてしまうということです。

小島康彦さん
「焼け石に水。水はピーマンを枯らさない程度の量しか。雨が降り始めるまでなんとか持たせたい」

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また、関山地区の渡辺正良さんの畑では、収穫したピーマンはその7割から8割が不良で、収穫量は去年の10分の1程度ということです。

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渡辺正良さん
「非常にひどい状態。味自体はあまり変わりないが、選別して本当に良いものしか出していない。収入は資材費にもなっていないが、勉強代と思って諦めている。暑さに強い品種は何か、もう少し検討しなくてはいけないと思っている」

渡辺さんの畑でも、小島さんとおなじく、自前の井戸水で水やりをまかなっています。普段であれば近くの川水を利用していますが、今年は水量が足らないということです。

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JAえちご上越によりますと、今の時期はブロッコリーなどを作付けしますが、今年は乾燥で育てるのは難しいということです。

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JAえちご上越 西山亜純さん
「水がないので、植えてもすぐに枯れたり暑すぎて焼けてなくなってしまう。川の近くなど水をかけられるところは植えてもらっているが、生産者によっては植え付けをしない判断も必要になる」


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