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2月に登録の国有形文化財 妙高市で登録証とプレートの伝達式

2021年05月12日 18:52更新

今年2月に妙高市にある、えちごトキめき鉄道の「大田切橋梁」と新日本電工妙高工場の「赤煉瓦建屋」が国の有形文化財に登録されたことを受けて、登録証とプレートの伝達式が12日に妙高市役所で行われました。

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大田切橋梁は明治20年に作られた大田切川の谷を渡る鉄道橋です。アーチや側壁などは特殊な方法で煉瓦を積み上げて造りました。橋の下はトンネル状に水路となっています。登録にあたっては、鉄道創業時代の国の技術水準を示すものとして評価されました。えちごトキめき鉄道では、先に登録された二本木駅の建築物に続き、2例目となります。


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また新日本電工妙高工場の赤煉瓦建屋は、大正7年に建てられたカーバイト工場です。当時近くには、日本海側で最大規模だった蔵々水力発電所があり、工場はその余剰電気を活用しようと、企業を誘致した中で建設されました。登録にあたっては、関川水系の電源開発に伴う電気化学工業の歴史を物語る遺構として評価されました。

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きょうは、入村市長がえちごトキめき鉄道と新日本電工の代表に登録証とプレートを伝達しました。入村市長は「 登録されただけでなく、どうやって活用し生かしていくか。担当課に相談や指導をもらうことが必要になってくる。ぜひ地域振興の柱として頑張ってもらいたい」と観光を絡めた活用に期待を込めていました。

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新日本電工妙高工場の湯浅圭輔工場長は「現在は倉庫として活用している。会社の成り立ちそのもの。我々も建物を見ながら、先人たちの思いを受け継いで事業を進めている」と話しています。

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トキ鉄の石黒孝良経営企画部長は活用方法について「今回のものや二本木駅を上手に組み合わせて、まず鉄道資産だけでやってみる。そのあとに各地域の名所・行跡とコラボする。この2面でやれば良い物ができるのでは。そのための企画も私がやっているので、いずれ皆様に発表させていただく」と話していました。

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