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里山の再生へ!安塚出身のデザイナーが棚田米でつくった日本酒販売

2023年03月29日 10:37更新

ふるさとの里山を守ろうと、上越市安塚区出身のデザイナーが棚田で作ったコメを地酒にして販売するプロジェクトを始めました。完成した地酒は現在クラウドファンディングで販売されています。

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新潟県上越市安塚区でこの春、棚田で獲れたコメを使った日本酒が完成しました。その名も「MANDOBA(マンドバ)」。里山を未来へ残すという思いが込められています。「MANDOBA」を企画したのは酒屋ではありません。新潟市のデザイン会社です。

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棚田を望む部屋で机に向かうのは松浦和美さんです。松浦さんの仕事はデザイナー。ここ安塚区で生まれ育ちましたが17年前、新潟市でデザイン会社を立ち上げました。

U・STYLE 松浦和美 代表
「(里山の)月が当たってキラキラ光るさまなど、自然にある美しい瞬間を子どもの時にキャッチしていた。その土地にある小さくても大事な存在をデザインで未来へつないでいきたい」

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安塚区は過疎化が深刻です。少子化も進み、地元ただひとつの中学校はまもなく隣の区に統合されます。松浦さんはふるさとの魅力を多くの人に伝えたいと5年前、実家を拠点に里山プロジェクトをスタートさせました。

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糀チーズケーキなどを販売

そして今回新たに棚田米を使った酒造りに取り組みました。

松浦代表
「自然の恵みの中で育てたコメ。その土地のもの(棚田)やストーリー(歴史)に価値がある」

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写真提供:U・STYLE

酒のウリは棚田と無農薬です。田植えや稲刈りなどには、デザイン会社のある新潟市からスタッフが通いました。

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松浦代表
「里山の経済を作り出して豊かに暮らせるストーリーを作りたい。『ここに関わりたい』『暮らしたい』『仕事をしたい』人が増えれば」

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実際に酒を仕込んだのは上越市内にある「竹田酒造店」です。今回、松浦さんの思いに共感して協力しました。

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竹田酒造店 十代目蔵元 竹田春毅さん
「里山を守りたいという部分で共感できることあった」

竹田酒造店では普段から、地元の小学生に酒米作りを教えるなどして、農業と酒づくりのつながりをアピールしています。

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「MANDOBA」は季節の移ろいを楽しんでもらおうと5種類を用意しました。

竹田さん
「生もと造り(昔ながらの製法)で酵母を入れない。味の膨らみやキレもある。独特の風合いもあって良い仕上がりになった」

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写真提供:U・STYLE

松浦さんの挑戦は続きます。

松浦代表
「(今後)自分たちにない文化を持つ人に関心を持ってもらう。(移住者を)迎え入れることができるような土壌を作ると(里山の再生に)変わっていくと思う」

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「MANDOBA」はクラウドファンディングのサイト「Makuake(マクアケ)」で買うことができます。数量限定で受付は4月14日までです。

■クラウドファンディング MANDOBA

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