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岡倉天心を偲んで 終焉の地で法要

2022年09月02日 16:29更新

9月2日は、日本近代美術の父と呼ばれ大正2年に赤倉温泉で亡くなった岡倉天心の命日です。これに合わせ、赤倉の六角堂で2日(金)に天心を偲ぶ法要が営まれました。

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天心忌は赤倉温泉区が命日に合わせて毎年営んでいます。天心は晩年、妙高高原をこよなく愛し、赤倉温泉の療養先で大正2年に50歳で亡くなりました。

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法要では、六角堂の前に地元の関係者など約20人が参列し天心の遺徳を偲びました。

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岡倉天心は、東京藝術大学の創設に携わり、日本の美術教育の基礎を築きました。日本画の巨匠、横山大観など多くの芸術家を育てたことから、近代日本美術の父とよばれています。

また、日本の茶道を海外に伝えようと「茶の本」を英語で出版しました。法要ではこれにちなんでお茶が供えられ、読経のなか参列者が次々焼香していました。

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地元の人たちは、天心を敬愛し、亡くなった翌年から欠かさず法要を営んできました。六角堂も地元住民の寄付で建てられたものです。

 

主宰した赤倉温泉区の田子進也区長は「天心は芸術の祖。ここで過ごしたのは大変名誉なこと。みなさんで後世まで伝え守っていきたい」と話していました。

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例年であれば法要の後、野点と直会が行われますが、感染対策で3年続けて中止となりました。地元では、来年こそ盛大に天心忌を開き偉業を広く知ってもらうきっかけにしたいとしています。

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