2017年08月08日 11:26更新
5年前、地すべりが起きた上越市板倉区国川(こくがわ)では、復興活動として地すべりが起きた場所に植栽をする取り組みが進められている。6日は昨年に植樹した場所で、今年5回目の草刈りが行われ、炎天下のなか、地域住民が作業に汗を流した。
気温32℃を超す真夏日のなか行われた草刈り。参加した地域住民 約20人が3時間ほど作業に汗を流した。
板倉区国川では、5年前の3月、山の斜面が幅150m長さ500mに渡って崩れ、住宅4棟を含む建物11棟が被害を受けた。
この地すべり跡地を復興させようと、国川町内会では「絆の森づくり」と題し、木や植物を植える活動を2年前から続けている。植樹後には、周辺の草刈りが年に6~7回行っている。雑草が生い茂る中、植えた木の目印となるのはピンクのリボン。草刈り機で傷をつけないよう慎重に作業を進めていた。
国川町内会では今年10月にも植樹する計画がある。
国川町内会の野澤隆明さんは「子どもたちに美しい森を残そうと。20年、30年後を見据えながら活動している。この地域の宝として絆の森が、大きな森になっていけば」と話している。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.