2021年01月27日 15:00更新

休み時間に地震が起きたらどうするか？ 上越市立山部小学校で26日、避難訓練が行われました。

訓練は昼休み中に地震が発生した想定で、全校児童30人が参加して行われました。休み時間に訓練があることは、まえもって知らされていません。

給食が終わってくつろいだり、遊んだりしているときに、地震発生の緊急放送が入りました。

児童は日ごろから訓練している通り、 揺れがおさまるまで頭を手で覆い、床にうずくまりました。中には、高学年が低学年の児童に「おいで、おいで、こっち」と声をかける姿も見られました。

そのとき、理科室から火が出た知らせが入り、ただちに屋外に避難を始めました。児童はうち履きのまま校門近くの駐車場に避難しました。

そこはきれいに除雪されていて、児童は雪にはまることなく素早く集合。地震発生から避難完了までにかかった時間は1分28秒でした。

五十嵐巧校長は「きょうは休み時間、雪がある中で避難しました。時間も短くよく避難できました」と話していました。

4年生の児童は「びっくりした。友だちが走っているのを止めたり2人で協力しうまくいった」。6年生の児童は「自分も避難するが、下の学年にも声をかけなきゃと思った。声をかけて誘導することができた」とふり返っていました。

五十嵐校長は「非常ベルで驚いた子もいた。まわりに高学年がいて、しっかり指示を出して、低学年も安心して避難できた。（有事には）ちゃんと訓練を生かして落ちついて避難してくれるだろう」と話していました。