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熱い青春の証し!「甲子園の土」球児に届く

2020年09月16日 17:38更新

新型コロナの影響で夏の全国高校野球が中止となったことをうけ、高校球児あこがれの甲子園球場の土が入ったキーホルダーが、上越地区の球児に届いた。

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キーホルダーは、直径約3㎝、ボール型のケースに甲子園球場の土が収められている。これは、甲子園球場が本拠地の阪神タイガース矢野燿大監督などの発案で作られた。 この夏、甲子園をめざせなかった全国の球児のうち、3年生約5万人に贈られた。

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このうち上越高校野球部では、3年生15人がキーホルダーを受け取った。

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もと主将の霜鳥慎也さんは「甲子園は1年生からずっとあこがれの舞台。常に意識してきた。とてもうれしい」と喜びの笑顔を見せていた。

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霜鳥さんにはあわせて県高校野球連盟が開いた独自大会3位の表彰状も手渡された。

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3年生は、独自大会の終了をもって引退。いまは、それぞれが卒業後の進路実現に取組んでいる。

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霜鳥さんは「地元就職し地域に貢献したい。これからつらいことがあるだろうが、つらい時に土を見て、この時があったから今があると思い出してやっていきたい」と決意を語った。

3年生の滝澤周さんは「これまで我慢強くやってこれた。我慢強さをいかし進学し勉強したい。土は入試にお守りとして持っていく」と。

同じく3年生の池田比冴さんは「地元に残って就職する。野球にかかわり続けたい。10年後、野球をしている子どもたちや同世代に土を見せて自分の体験を話し、野球ができる喜び感じてもらいたい」と思いを語った。 

風間和夫校長は3年生を前に「これまで野球で培ったものを全力で発揮してください」と激励していた。

全国に配られた甲子園の土は400㎏だという。

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