2020年09月09日 18:43更新

スーパーマーケットが撤退した、えちごトキめき鉄道新井駅前にある「さん来夢あらい」の空き店舗について、妙高市は出店に前向きな1社と詰めの協議を行っていることが分かった。

現在開会中の妙高市議会で3日に明らかになった。さん来夢あらいでは、テナントのスーパーサンライズが生鮮食品などを扱うスーパー部門を2017年8月末に閉鎖。その後は、仕出し弁当や宴会料理のケータリング専門店として事業を継続していたものの、コロナ禍での受注減少を受け、8月末から休業している。

近所の人は「ないと不便、あったら便利。みんなそう思っていると思う。この辺のアパートにはお年寄りが多いから」と話すほど、駅前にスーパーがなくなり、周辺住民にとっては不便な状況が続いている。

空き店舗部分の面積は約608㎡。市によると、去年以降、出店を検討していた事業所が店舗スペースが広すぎることなどを理由に、断念した経緯があるという。そのため現在交渉を進めている事業所とは、スペースを考慮する形で協議を詰めている。新しいスーパーについて、入村市長は具体的な名前は挙げなかったものの、開店時期については「2~3か月後、もしくは（遅くとも）来年4月までをターゲットにしている」と答えた。