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櫛池隕石落下から100年 紹介リーフレット小中学生に配布中

2020年09月04日 19:00更新

隕石が上越市清里区の櫛池に落ちてから、今月16日でちょうど100年。これにあわせて隕石が落ちた当時の様子を伝えるリーフレットが市内の小中学校に配布されている。

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櫛池隕石は1920年9月16日の夕方、当時の櫛池村上中条の田んぼに落下。長さ18㎝、重さは4.42㎏。現在県の指定文化財として星のふるさと館に展示されている。また、落下場所には直径1メートルのクレーターができ、公園として残されている。

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隕石落下からちょうど100周年にあたる今年、その存在を子どもたちや市民に伝えようと、地元小・中学校の理科の教員たちがリーフレットを作った。リーフレットはA4サイズで表紙に実物大の隕石の写真が掲載されている。中には落下当時の様子がわかりやすくイラストで紹介されている。「櫛池の隕石」学習資料作成委員会の稲葉浩一代表は 「いままでは清里区のお宝石だったが上越市民全員に存在を知ってもらいたい。そのためにも小中学生から学習を通して知ってもらえれば」と話す。

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このリーフレットは市の地域活動支援事業を活用して2万部作られた。このうち1万2000部は小学校4年生から中学校3年生を対象に市内のほぼ全ての小中学校に配布されている。また清里区内の全世帯にも配布され、今後は星のふるさと館を訪れた人にも配られる。

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稲葉代表によると隕石の落下当時は拾い上げた人の物か、落ちた田んぼの所有者の物かで物議となり、地元小学校の校長が預かる形で校長室の金庫で保管されたエピソードもあるという。「燃え尽きずに地上まで残った、ありがたい天からの授かりもので、これをどう読み解くかが我々への宇宙からのメッセージ。この機会にその存在を知って、星のふるさと館に訪れてほしい」と来場を呼び掛けている。

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星のふるさと館では今月16日からの1週間を100周年の「くしりん週間」と題し、夜の天体観望会やイベントを開催する予定⇒上越清里星のふるさと館

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