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トキ鉄昨年度決算 減損処理で純利益マイナス62億円

2020年06月16日 18:54更新

えちごトキめき鉄道の昨年度の決算が発表され、純利益がマイナス62億円を超える大幅な赤字となった。これは固定資産の減損処理を行ったためで、それを除くと、4億8千万円の赤字となり、前年度の赤字に比べると2億円ほど改善された。
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えちごトキめき鉄道の昨年度の営業収益は36億200万円、前年度から6700万円落ち込んだ。今回の決算では開業特例でこれまで見送られていた線路などの固定資産の減損処理が行われた。そのため純利益はマイナス62億5,400万円と大幅な赤字となった。この減損分を除くと、純利益はマイナス4億8900万円の赤字となり、前の年度に比べると、2億円ほど改善した。会見で鳥塚亮社長は「62億という衝撃的な数字を示し、お騒がせしてしまい申し訳ない。ただこれは会計上処理の問題なので、列車の運行・トキ鉄がどうのこうのなる話ではない。我々は一丸となって一生懸命列車を安全正確に走らせていくことに努めていく。」と述べた。

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また旅客収入では通学・通勤定期が、前の年度よりもそれぞれ434万円、333万円ほど減少。さらに定期を使わない一般旅客ではその5倍以上、2,317万円ほど落ち込んだ。これを裏付けるように1日の平均乗車人数は、前年度より411人少ない10,594人となっている。 鳥塚社長は「2月末段階では10月の台風で止まったりとあった割には
前年比102%だった。人口減少の中、観光的ダメージも受けながら地域鉄道が2%旅客を増やすのは奇跡に近い。私は一概に人口減少だけではない何か、需要があると思っている。いま高齢者向けの地元の人用の『じもパス』の売上が伸びている。コロナの中でもまだまだ地域の中で利用してくれる可能性のある旅客がいるのだろう。」と地元利用の拡大に期待を寄せた。

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一方、リゾート列車雪月花は前年度よりも便数を7便増やした231本を運行。乗客も765人増え、過去最多の6,151人が利用した。収入も1億1,000万円となり1億円を超えた。

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気になる新型コロナウイルスの影響では今年度、雪月花を約2か月運行できず、旅客収入も4月以降90%近く落ち込んでいるという。今年度の当初計画では、営業収益をおよそ36億4千万円としているが、会社では、コロナの影響でさらに4億円ほど落ち込むとみています。そのため、緊急対策として経費の絞り込みと設備投資の先送りを行うこととし、およそ2億円の資金改善に取り組む考え。

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