2019年04月17日 17:59更新

来年の東京パラリンピックに出場するドイツ柔道チームが15日から上越市で強化合宿に臨んでいる。滞在3日目の今日は練習だけでなく上越市内に繰り出し、笑顔の親善交流となった。

ドイツ選手の一行は17日午前、地元・上越高校や県警チームを相手に稽古に励んだ。途中、上越市立富岡小学校の児童17人が見学に訪れた。

児童たちは総合学習で、アスリートの生き方を学ぶというテーマがあり、それぞれ考えてきた質問を選手に投げかけた。競技のうえで苦労することは何かという質問に対し、男子90㎏級のダニエル・ゴラールさんは「トンネルのように視野が狭く、目がよく見えないので柔道は難しい。まず初めに相手と組み合い、足元をみて予測して動いている」と話した。また、選手の練習を見学した児童は「かっこよかった。自分は剣道をやっているが、柔道もやってみたいと思った」と話した。

練習が終わったあと、選手たちは市内のラーメン店「麺屋あごすけ」に移動し、上越のご当地ラーメン「雪室酒粕ラーメン」を味わった。選手たちは「すごくおいしい。満足した」と笑顔で話した。

麺屋あごすけの月岡二幸店主は「ドイツの方が雪室酒粕ラーメンを食べてくれてうれしい。喜んでもらえてよかった」と手ごたえを感じていた。

選手たちは、このあと、県立看護大学を訪れ、学生からお茶のもてなしをうけた。

 ※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間日17日 19:00～23日 19:00まで）