2017年01月25日 15:04更新
上越市高田の冬の風物詩、日蓮宗の寒修行が、1月20日の大寒から始まっている。
日蓮宗の僧侶や檀家が家内安全、無病息災を願い夜の高田市街地をまわる寒修行。高田地区にある9つの日蓮宗の寺が毎年持ちまわりで宿寺を決め、そこを拠点に寺町や仲町、大町など9つの地区をまわる。
寒修行は一般に寺の僧侶だけで行うが、高田では86年前から檀家も一緒に参加している。
23日は、宿寺の上越市寺町3丁目の「日朝寺」を出発し、子どもから70代までの僧侶と地域住民、約40人が修行に出た。小雪が舞い厳しい寒さのなか「南無妙法蓮華経」と唱えながら太鼓を鳴らし町を巡った。
寒修行は来月3日の節分まで毎晩続く。地域住民から寄せられた浄財は、上越市社会福祉協議会に寄付されることになっている。