2017年01月23日 13:01更新

どんど焼きと花火大会をあわせた「ダイナマイトカーニバルIN SUGINOSAWA」が21日、妙高市杉ノ原スキー場で初めて開かれた。


これまで地域の伝統行事として行われてきたイベントを、妙高高原の冬の一大イベントと位置づけ、ウィンタースポーツに訪れた観光客にも楽しんでもらおうと地元の観光協会などが開いた。イベントの名称も観光事業の起爆剤となるよう願いを込め「ダイナマイトカーニバル」に刷新。会場も地区内の田んぼから杉ノ原スキー場に移した。


会場では神事のあと、たいまつをもったスキーヤーがゲレンデを疾走。たいまつを受け取った子どもたちが、高さ４ｍのさいの神に点火すると、燃え上がる火柱を多くの人が見守り、無病息を願った。





妙高高原に訪れている多くの外国人観光客も、日本の伝統文化を間近で体験した。ニュージーランドから来た男性は、どんど焼きの炎やスルメを焼く姿を見て「すばらしい。ここは日本文化を沢山感じることができる」とご満悦だった。



また、東京や埼玉から訪れた観光客も、さいの神行事に初参加の人が多く、雪国の伝統行事に触れ「妙高高原に来て良かった」と語った。



イベント事務局の発表によると、入込は約1,700人。杉野沢観光協会の鴨井茂人会長は「これまで妙高高原の冬のイベントはなかった。スキーなど観光事業も停滞するなか、パワーがほしいと名称を変えた。来年以降も趣向を変えて継続していきたい。」と話した。


※2017年1月23日　ニュースLiNKで放送予定　18:30～