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鉄道を後世に残したい 活動成果・課題を冊子に

2018年05月10日 14:21更新

地域の鉄道は誰のためにどうあるべきか?北陸新幹線の開業に伴い在来線のありかたを利用者目線で訴えてきた市民団体が、このほど発足から10年をむかえ、これまでの活動記録をまとめた冊子を作った。そこにはまだ解決していない課題も盛り込まれている。

在来線2

冊子を作ったのは「在来線と地域のあり方を考える直江津・頚城の会」。会員は50人、その多くがえちごトキめき鉄道や北越急行、JR信越線の沿線住民だ。会は、在来線の存続を大きな目標に掲げ活動してきた。北陸新幹線の開業前には、赤字が見込まれる並行在来線へ国やJRの支援を引き出すよう、県をはじめ、時には国会議員にも要望を訴えてきた。

会の田村雅春幹事長は「トキ鉄や北越急行など地域の鉄道は経営が苦しい。将来にわたって鉄道を維持するため国はきちんとした支援策を示してほしい」と訴えている。

在来線4

会では新幹線が開業したあともえちごトキめき鉄道に対し、運賃の据え置きや利用しやすいダイヤ編成を求めてきた。冊子では、これまでの活動記録だけでなく、さまざまな課題も掲げている。その中には、JR柿崎駅から直江津駅を経由して、トキ鉄へ乗り継ぐ際、鉄道会社が変わるために初乗り運賃が発生、割高になっていること。また北越急行の普通電車にトイレがないことなどがある。

在来線3

会では、孫やひ孫まで鉄道を残すため「もの申す団体」になり、改善点を要望し続けることにしている。この冊子を300部作り、鉄道会社をはじめ市や県に配布して課題の解決を求めていく考えだ。

※2018年5月10日(木) ニュースLiNKで放送 初回18:30~

 

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