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今夏の水不足を受け「矢代川渇水対策協議会」設立

2023年12月19日 15:40更新

今年の夏、高温障害で妙高市を流れる矢代川では渇水の状態が続きました。コメ作りに必要な水を用水に流すことができず、イネが枯れてしまうなど、水不足が深刻な問題となりました。こうした中、矢代地区では異常気象により、今後も水不足になるおそれがあるとして、地元住民などが農業用水の確保に向けて「矢代川渇水対策協議会」を立ち上げました。

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妙高市新井地区では今年の夏、梅雨明け以降の7月22日から45日間、まとまった雨が降りませんでした。矢代川の水は農業用水として新井地区、矢代地区、斐太地区などで主に稲作に使われています。

今年の夏は雨が降らず矢代川の水はほとんどなくなり、新井地区ではおよそ9000戸対し、節水が呼びかけられました。妙高市によりますと、農作物の被害は、市内の田んぼと畑合わせておよそ12ヘクタールで、イネや野菜が枯れたほか、田んぼがひび割れしました。矢代川周辺では、今年だけでなく過去にも渇水による農業被害が出ていて、地元農家の悩みのタネになっています。

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こうした中、矢代地区の地元住民などが、農業用水を安定して確保するための対策を考える「矢代川渇水対策協議会」を立ち上げました。

矢代川渇水対策協議会 安原源司 会長
「(渇水対策)やらなければいけないこと。いち早く後世のために。水はこれから足りなくなるのは分かっている」

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17日に開かれた設立総会には、矢代地区や新井地区の町内会長など60人が出席し、国会議員や県議会議員、城戸市長に対し、矢代川流域の水の確保対策を盛り込んだ要望書を手渡しました。

具体的な要望内容は4つです。妙高市を流れる矢代川や万内川の上流部など7か所にダムを作ること。また、農業用に水を貯めるため池を8か所に作ること。このほか、既存の井戸の活用や井戸の新設です。

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矢代川渇水対策協議会 安原源司 会長
「矢代川はこの地域にとって命の源。この水で生活している。(矢代川)暴れ川で、ないときはまるっきりない。実現に向けて頑張りたい」

協議会では今後4月ごろをめどに、矢代川などで市の職員などと一緒に現地調査を進める方針です。

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