2023年12月08日 19:46更新
保倉川の治水対策として国が検討してきた放水路のルート案が、これまで示されていたものからより具体的に、川幅を最大115メートルとして8日(金)に初めて示されました。
関川流域委員会資料より
これが示された保倉川放水路のルート案です。8日に開かれた専門家などによる「関川流域委員会」で明らかになりました。ルートは頸城区の下三分一から県営南部産業団地の東側に沿って、夷浜と遊光寺浜の間を通り、最終的に上越火力発電所近くから海へとつながります。
写真提供:高田河川国道事務所
これまで概略で示されていたものが、今回初めてより具体的になりました。総延長はおよそ3キロで、川幅は110メートルから115メートル、深さはおよそ3メートル、面積は50ヘクタールほどです。
高田河川国道事務所によりますと、ルート内にある建物の数は、およそ170軒ということです。
高田河川国道事務所 桶川勝功 副所長
「これから各地区の皆さんに意見をもらい、事業の熟度を上げていきたい」
委員会ではパブリックコメントを高田河川国道事務所のホームページで、12月13日から来年1月31日まで募集します。また関係住民を対象にした説明会を、6つの会場で行う予定です。委員会ではその意見を踏まえ、年度内に整備計画の内容を決めるということです。
関川の治水対策を含めた整備計画の総事業費は、放水路を流れる水量を増やしたことや人件費と物価による高騰などで、当初見込みの3倍ほど、1600億円余りとなっています。
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