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佐渡市旭集落 12年ぶりに「鬼太鼓の舞」復活!/佐渡テレビジョン

2023年05月18日 04:00更新

佐渡では邪気を払い1年の五穀豊穣などを願って舞う、伝統的な神事「鬼太鼓」が各集落で受け継がれ、集落単位の祭りで神社に奉納され、春の風物詩になっています。一方で近年は高齢化や継承者不足が課題になっています。

佐渡市の旭集落では、担い手不足から青年会が行っていた祭りでの鬼太鼓の奉納は10年以上休止していました。しかし、おととし地元の小学校の行事で紹介したことをきかっけに復活への機運が高まり、今年の祭りで披露することになりました。

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今年鬼役を務める一人、山田祥寛(やすひろひろ)さんです。幼い頃に集落で鬼太鼓を見た思い出があると言い、その大役を務めあげようと、稽古に気合が入っています。

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今回中心になって祭りを盛り上げるのは、山田さんのほか、もうひとりの鬼役 土屋徳典(よしのり)さんと、この集落に移住した地域おこし協力隊の江龍田崇大(えりゅうでんたかひろ)さんの3人の20代の若者です。

そして、指導を行っているのが井川悟(いかわさとし)さんです。今回の鬼太鼓復活に特別な思いを持っています。

指導役 井川悟さん
「自分が青年会会長の時、人手不足のため鬼太鼓の休止を決断した経緯があります。いつか復活させたいと思っていたところ、集落に若者がいたことと、地域の人の声で今回の復活が決まりました」

祭り当日まであと10日とせまったこの日は、夜遅くまで熱の入った指導が続きました。

鬼役 山田祥寛さん
「はじめて鬼を舞いますが、たどたどしい舞ではなく、昔見たあの舞だと思ってもらえるように舞いたい」

Still0517_00023そして迎えた祭り当日の4月15日。

新鬼 土屋徳典さん
「12年ぶりということで緊張していますが、地域の発展願って舞いたい」

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神社での奉納が始まると、地域住民のほか、多くの見物客が復活の舞に見入っていました。

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集落の人
「最高です。舞の復活で集落が元気になるように感じる」

鬼役 山田祥寛さん
「緊張しましたが、みなさんの応援で頑張れました。達成感があります」

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祭りでは、厄除けや五穀豊穣を願い、集落の家々を一軒一軒周る門付けも12年ぶりに行われました。

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地域の人は、そわそわした様子で鬼太鼓の到着を待ち、嬉しそうに迎えていました。

集落の人
「なんとも言えないですね。やっと春が来たと感じます。地域が元気になるようです」

指導役 井川悟さん
「はじめは人数が少ない中で、復活させるのはどうかという声もあったが、きょうは色々な人が応援してくれて、本当にやって良かったと思っています」

「地域の伝統をつないでいきたい」「祭りで地域を元気にしたい」という集落の人々の想いでとげた12年ぶりの鬼太鼓の復活。集落の歴史にまた新たな1ページが刻まれました。

佐渡テレビジョン

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