2023年04月25日 17:35更新
科学や医療分野について1年間調査や研究をした県立高田高校理数科の生徒が、その成果を24日(月)発表しました。
成果発表したのは高田高校理数科の3年生38人です。高田高校はスーパーサイエンスハイスクールの研究開発校に指定されていて、科学技術を担う人材育成に力を入れています。
24日(月)は生徒が科学コースと医療コースに分かれて、自らみつけた課題について、およそ1年にわたり研究した成果を発表しました。
このグループは、雪を融かす融雪剤を作りました。ポイントは海藻といった天然素材を利用したことです。鉄が劣化したりサビるなどの塩害がある、塩化ナトリウムは一切使っていません。
発表の結果、科学コースの最優秀賞に選ばれたのは、微生物の働きによって分解される性質をもつプラスチック(生分解性プラスチック)が、土の中の温度によって分解される速さが変わるかどうか実験したグループです。
竹花楓 さん
「プラスチック削減、環境問題についての研究は3人とも合意。作ってもいいが、後処理に焦点をあてた」
実験では生分解性プラスチックでできたポリ袋を土に埋めて、分解の様子を観察しました。土にはプラスチックを分解する細菌がいます。グループは土の温度を4通りに変えることで細菌が活発になる温度を調べました。結果は、62度でもっとも早く分解がはじまりました。
菱川綾乃さん
「この研究のほかにも個性的な研究がたくさんあり、私たちが最優秀賞を取れると思わなかったので嬉しい」
竹花楓さん
「やってきたことを人前で発表し、納得してもらえていい経験だった」
八島佳歩さん
「研究方法も勉強になった。生物や細菌などに興味があった。研究で詳しくなれて良かった。これからも生物について研究したい」
最優秀賞に選ばれたグループは、学校代表として7月に長岡市で開かれる県の発表会に出場します。
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