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県の絶滅危惧種「カキツバタ」の再生を 県立大潟水と森公園

2022年06月19日 18:25更新

新潟県の絶滅危惧種に指定されている「カキツバタ」を増やそうと19日(日)、上越市大潟区の県立大潟水と森公園で、市民ボランティアなどがカキツバタの植え替えに汗を流しました。

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カキツバタの植え替えをしたのは、市民ボランティアなど14人です。

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(2021年5月撮影)

県立大潟水と森公園では例年、5月下旬頃にカキツバタが見頃を迎えます。今年のピーク時には、およそ5000株が花を咲かせました。

カキツバタは日当たりが良く、水辺などの湿った環境で花を咲かせますが、大潟水と森公園に自生しているカキツバタはこれまで、まわりの樹木の日陰になり、花が咲きにくいものがほとんどでした。そこで公園の管理事務所では4年前から、カキツバタを環境が良く花が咲きやすい場所に植え替える、移植に取り組んできました。

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大潟水と森公園 松浦正憲 管理課長
「10年ほど前は花が見られたというが、だんだん少なくなり、5年ほど前にはほとんど見られなくなった。公園にはミツガシワやアジサイなど目玉はあるが、(カキツバタも)一つの目玉にしていきたい」

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この日移植したのは450株。このときの気温は27度を超える夏日となりました。こうしたなか、参加者は日差しを受けながら、1本1本の植え替えに汗を流していました。

参加者
「興味があって参加した。家で花なども育てているので、スムーズにできたと思う。雑草がすごいので、負けずに育ってほしい」
「(移植)活動今回で2回目。前回は4年前に参加した。以前より増えているので良い状態だと思う。手助けになればという思いだったので、参加できてよかった」

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 大潟水と森公園 松浦正憲 管理課長
「私どもだけで活動するのではなく、地域、市民のみなさんに参加していただくことで、愛される公園になるのではないかと思っている。今後も活動を続けていきたい」

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今回の移植は、大潟水と森公園主催のイベント「みずもり里山楽校」の一環で行われました。次回の活動は7月31日(日)、「子ども樹木博士」です。

■申込み:大潟水と森公園事務所(℡025-534-6190)

 

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