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佐渡金銀山の構成資産を学ぶ体験イベント

2021年10月20日 09:38更新

親子で佐渡金銀山遺跡を歩く体験イベントが17日に行われ、佐渡市真野地区の西三川集落などを巡りました。

これは、市内の小学生と保護者を対象に世界遺産を目指す佐渡金銀山の価値を証明する文化財、いわゆる構成資産について理解を深めてもらおうと、毎年行われているものです。Still1026_00000

今回およそ30人の親子が時間をずらし、2班に分かれて参加しました。参加者は地元ガイドの説明を受けながら集落を巡り、その特徴などを学びます。
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集落内は採掘で出た石や水をためるための堤などが多く残り、閉山後にはその堤を田んぼや畑などに利用していることなど、過去の遺産が現在にも受け継がれている様子が紹介されました。

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また、砂金採掘の最盛期には2,500人ほどの人が住み、砂金取りで出た石やカヤなどを使った簡易的な家の跡が250か所ほど残るなど、かつて砂金の採掘で栄えた集落の面影も垣間見ることができました。

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下の写真は採掘地の一つ、「立残山(たてのこしやま)」と呼ばれる場所で、人力によって掘り崩された急斜面です。

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そのほかにも、鉱山の繁栄と安全を祈願して建てられた「大山祗(おおやまずみ)神社」や、江戸時代後期から明治5年の閉山まで砂金山の名主を務め、現在は保存のため改修中の「金子勘三郎(かねこかんざぶろう)家」など史跡の説明を受けました。

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最後に西三川砂金山最大の稼ぎ場だった「虎丸山(とらまるやま)」について、ガイドは「人の手で削ると大変なので水で削った。人工的な土砂崩れを起こして下で水をせき止めて砂金をとる」などと解説していました。

参加者
「家族で通ると、通りすぎるところも詳しく昔どうだったか聞けて良かった」
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集落を見て回った後は、佐渡西三川ゴールドパークで砂金取りを体験しました。
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参加者は、実際に使われていた道具を見たり砂金取りは昔1日12時間と重労働だったという話をスタッフから聞き、当時の人たちの苦労を肌で感じていました。

参加者
「佐渡に住んでいて、分からない事ばっかりだったのでちょっとでも知れてよかった」

佐渡テレビジョン

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