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上越で生まれた品種「マスカットベーリーA」を学ぶ

2021年04月24日 19:37更新

上越市北方、岩の原葡萄園の創業者、川上善兵衛が交配した品種「マスカットベーリーA」について知ってもらおうと24日、セミナーが開かれました。

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セミナーは岩の原葡萄園がことしはじめて開いたもので、15人限定で行われました。

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岩の原葡萄園にはぶどう畑がおよそ6ヘクタールあり、そのうち4ヘクタールでマスカットベーリーAを栽培しています。栽培には雪国ならではの工夫があります。例えば、木の分岐は、交差させることで雪の重みでつぶれないようになっています。

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また、雪に埋もれないようブドウ棚の高さは2.3mあります。しかし、今年は例年以上の降雪で3m積もり、ブドウ棚が全壊しました。担当者は、「現在、秋の収穫に向けて生育と修復を同時に行うイレギュラーな年」と話していました。

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このあと工場を見学し、ブドウの甘みや渋みなどの生育具合に合わせて7~8種類をブレンドし、ワインの味を仕上げていることなどを説明しました。

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これは、岩の原葡萄園の代表銘柄「深雪花」に向けて最終調整をしています。

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 セミナーでは特別に試飲し、参加者は「渋みがないね、フレッシュ」など違いを楽しみました。

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このほか、他県で栽培されたマスカットベーリーAで作られたワインとの比較や、収穫量が少なく商品化できなかった貴重なワインなどを試飲しました。

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市内から参加した女性は「元々お酒が好きだが、栽培法などを知って飲むとさらに味に深みを感じる。これからも地元のワインを飲んでいきたい」同じく市内から参加した男性は「地元の宝である『マスカットベーリーA』をこれからも長く栽培してほしいと思う。製造の努力と思いが伝わった」と話していました。

このセミナーを企画した岩の原葡萄園の今井圭介さんは「セミナーを通してもっと岩の原葡萄園のワインについて知っていただき、色々なご意見をいただきながら、より皆さんに楽しいワインライフを送ってもらえたら」と話していました。

このセミナーは品種を変えて10月にも行われる予定です。詳しくは岩の原ぶどう園までお問い合わせください。 

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