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安塚区の雪室貯蔵施設「ユキノハコ」オープン!

2021年03月27日 18:45更新

上越市安塚区に建設をすすめてきた雪室貯蔵施設「ユキノハコ」が、27日にオープンし、完成記念式典が開かれました。

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ユキノハコは、野菜やコメなどを保存する雪室貯蔵施設です。愛称のユキノハコには「雪の宝箱」という意味が込められています。

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この場所に以前あった雪室は、2017年12月、改修工事中に火災で全焼しました。その跡地に市が整備をすすめ、建設は去年9月から始まりました。

27日は完成記念式典が開かれ、村山市長や関係者が出席して施設の完成を祝いました。

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村山市長は「地域の農産物に付加価値をつける、そして中山間地域をはじめとする所得の向上を図り、雪を活かした地域の知恵・文化を発信する拠点なれば」と話しました。

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式典のあと、参列者は施設を見学しました。施設の中には、説明パネルが飾られた回廊や、雪室を見下ろすことができる見学ブリッジがあり、観光客が無料で見学することができます。

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設計を担当した海法圭さんは「観光客に雪国文化が伝わるよう、雪国の象徴『雁木』を回廊に取り入れた。雪室は機能的に閉じがちだが、周りには雪国ならではの風景がある。それを感じてもらえれば」と話していました。

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その後、一般公開も行われ、さっそく地元の住民が足を運んでいました。旧施設を利用していた人は「火事になった時は建て替えてもらえると思わなかった。なくなって寂しかったからとても嬉しい。有効に使わなければいけないと思う」と話し、完成を喜んでいました。

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海法さんは「観光客に雪国文化を知ってもらえる場所、そして生産者が雪国で農業を営むことに誇りをもてる場所になってほしい」と話していました。

ユキノハコの見学は、土日祝日の午前11時からと午後1時からの一日2回行われます。

ユキノハコでは、個人や事業者の利用を募集しています。料金は1パレットにつき、上越市内の人は個人2750円、事業者5500円です。施設の隣にある「雪だるま物産館」で、保存した商品の委託販売もできます。詳しくは、市の農村振興課までお問い合わせください。

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