2021年02月02日 12:27更新

新型コロナウイルスのワクチン接種について妙高市は、65歳以上の高齢者を優先して4月からはじめる計画です。1日には、その対応にあたる接種推進室が設置されました。

なお、基礎疾患のある人には、特設会場での集団接種だけでなく、開業医などでの個別接種もできる対応をとることにしています。

推進室の職員は7人で、1日、入村市長から田中かおる室長に辞令が手渡されました。

新型コロナウイルスのワクチン接種は、県などが主体となり今月中旬、医療従事者からはじめ、ついで、高齢者、基礎疾患がある人などの順で進められる予定です。

そのうち、高齢者以降の接種は、市町村が主体で実施します。

入村市長は「ワクチンが間違いなく、市民に接種が完了する日まで大事な任務。市民の理解がないとコロナ収束まで長く続く。頑張っていただきたい」と激励しました。

妙高市でのワクチン接種の対象者は、1日現在、16歳以上の市民約2万7000人です。このうち65歳以上の高齢者は約1万3000人で、4月から接種をはじめる計画です。

接種する場所は3つのパターンを用意します。市内3か所の特設会場での集団接種、開業医での個別接種。そして、福祉施設で入所者の集団接種です。

このうち、開業医での個別接種は、基礎疾患のある人が自分の病歴や現状を安心して相談できるようにするためです。

詳しくは、市報みょうこうを通じて周知します。また市では、相談窓口としてコールセンターも設置し、不安解消に務めることにしています。

接種推進室の田中かおる室長は「ワクチンは集団免疫を作りウイルスを封じ込めるのが目的。多くの人に接種してほしい。市民に安心した日常を取り戻してほしい」とPRしていました。

推進室では今後、接種券や予診票の発送をはじめ、県や医療機関などとの連絡、集団接種する会場の選定などの準備を進めます。