2020年06月05日 10:17更新

河川敷に花を植えて稲田橋公園をきれいにしようと活動してきた「稲田橋花いっぱい実行委員会」が、「みどりの愛護」功労者として国土交通省から表彰された。

「稲田橋花いっぱい実行委員会」は、毎年この時期に稲田橋公園の河川敷で花の苗を植えている。活動は、地元稲田１丁目から４丁目の町内会に稲田小学校が協力しながら、19年前（平成13年）から続けられている。今回その取り組みが評価され「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。

4日は稲田橋公園で、高田河川国道事務所の堀尚紀所長が飯塚哲朗委員長に賞状を手渡した。

堀所長は「長年の継続と、地元の小学校など地域一体となって取り組んでいることが評価されたポイント。今後も活動を継続して、市民に活動の輪を広げてほしい」と話していた。

飯塚委員長は「公園に来た人に綺麗な花をみてもらいたいという思いで活動している。先人たちが継続してきた努力が認められて嬉しい」と受賞を喜んでいた。

表彰式の後は、稲田小学校の児童と町内の人が加わり、およそ130人が花の苗2600本を植えた。花は国土交通省から提供されたマリーゴールドとニチニチソウ。

花植えに参加した稲田小学校の4年生たちは「最初はやり方が分からなかったが、地域の人が優しく教えてくれて嬉しかった。」「楽しかった。花が元気に育ってほしい。」などと話し、活動を楽しんでいた。

飯塚委員長は活動に対し「子供たちがこのような活動を通して社会奉仕することは大切なことだと思う。地域の人たちは積極的に維持管理に協力してくれてありがたい。」と話していた。

実行委員会ではこのあと、町内もちまわりで花の水やりや草取りなどの世話をしていく。