2019年10月24日 18:35更新
オレオレ詐欺などの特殊詐欺被害を未然に防ごうと、郵便局員を対象にした模擬訓練が24日に妙高市の新井郵便局で行われた。
訓練は、上越市や妙高市の郵便局16局が参加。
特殊詐欺は、郵便局の利用者が、不審な電話に云われるまま、家のリフォーム代500万円を引き出しに来るという想定で行われた。
応対した局員は、すぐに金が欲しいという客を不審に思いながら質問。すると利用者が「実は息子が借金している。今すぐ金が必要だ」と明かし、息子に電話をして詐欺だとわかり未然に防ぐことに成功した。
妙高警察署 生活安全係の藤原幹雄係長は「金融機関窓口が最後の砦。郵便局員は利用者のことを考えて質問している。利用者は本当の理由について話してほしい」と話した。
妙高警察署管内では、今年9月末現在、新井学校町の郵便局や市内のコンビニで、実際に特殊詐欺を未然に防いだ事例があり、新井学校町の郵便局では500万円の被害を防いだ事例がある。
藤原係長は「最近は防犯機能付き電話機が販売されている。未然に詐欺を防ぐことができるので購入を検討してほしい」と話した。
このほか訓練では、強盗対策の模擬訓練も行われ、犯人が客を人質にとり金を要求する想定で行われた。
対応した局員は「訓練とはいえ怖くて声が震えた。実際起きたら動けないと思う。いざという時のために訓練していかないと」と話した。
新井郵便局 窓口営業部の畔上一男部長は「犯人に犯行は無理だと思わせる窓口づくりが必要。まずは犯人が来られないようにすることが大事だと思った」と話した。
※ご覧の記事の内容は2019年10月24日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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