2019年05月29日 16:30更新
5月9日、上越市の高田市街地でクマが捕獲された際、上越市の村山市長は28日、記者会見で部局の連携がとれていなかったために、住民への注意喚起や安全対策が万全ではなかったと陳謝した。市では早急にクマやイノシシが出没した時の対応を見直すことにしている。
5月9日午前6時30分ごろ、西城町3丁目で体長70cmほどのクマが見つかった。
市ではその1時間後、午前7時30分ころに電話で学校関係者や町内会に注意を呼びかけた。しかし、市の安全メールを配信したのは、それから約2時間後の午前9時30分ころ。
クマが出没しているさなか、付近では朝市が通常通り開かれ、高田外からの小学生の校外授業も行われていた。
市では大型動物の出没などに対する指針を4年前に作ったが、村山市長は「指針に乗っ取って対応することができなかった。指針の見直しを含め、体制を整備したい」と話した。
市では、指針の見直しをクマなどの出没が増える秋までにまとめる予定。このほか、市長は今回クマの捕獲作業を住民などが間近で見ていたことについて「クマは臆病な動物だが、場合によっては人に向かってくることを考えると、距離をとる必要があった」とした。そのうえで今後、クマなどへの対応を広報の連載を通して注意を呼びかける。
※ご覧の記事の内容は2019年5月29日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
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