2019年04月02日 11:02更新

全国から優秀な児童文学作品を発掘してきた上越市の小川未明文学賞で、このほど、県内からの応募作品がはじめて大賞と優秀賞を受賞した。これを記念して、高田図書館にある小川未明文学館では、過去の大賞受賞作を集めた展示会がきょう4月2日から始まった。

今年度の第27回未明文学賞は、大賞に新潟市の藤村沙希さん、優秀賞に上越市の河村一美さんがそれぞれ選ばれた。

写真中央左：河村一美さん・写真中央右：藤村沙希さん

県内から大賞が選ばれたのは初めてのこと。

それを記念した展示会では、これまでの26回分の大賞受賞者と作品が紹介されている。また、今年度の応募作品を選考している様子の写真なども展示されている。

これは今年度の応募作品数を都道府県別に見たグラフ。応募のあった503編のうち一番多かったのが東京都で103編、全体の20.5％にあたる。その次に多いのは神奈川県で44編、新潟県は18編で全体の7番目3.6％の割合だった。

また、これは受賞作品が本になるまでの校正作業の様子。

上越市文化振興課の上村聡子さんは「選考の様子や本になるまでの様子など普段はなかなか見ることのできないものが並んでいる。県内初受賞の喜びを会場で感じて頂き、次に自分が続くぞと思ってほしい」と話していた。

『小川未明文学賞受賞記念展』
■日時　4月2日～24日（木）
■場所　高田図書館内小川未明文学館市民ギャラリー
■休館日　毎週月曜日と18日（木）

※ご覧の記事の内容は2019年4月2日（火）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間2日 19:00～6日 19:00まで）