2019年03月30日 20:06更新

上越市頸城区に区内初の農家民宿が30日、オープンした。民宿を運営する農業生産法人では、地域住民の畑を借りて宿泊者に野菜などの収穫を体験してもらい、地域の活性化につなげたい考えだ。

上越市頸城区上柳町にオープンしたのは、農家民宿「えびすさんち」。運営するのは地元の農業生産法人「百姓や本舗」だ。社長の上野一美さんが前の社長、石黒正俊さんが住んでいた住宅を一部改修した。

建物は２階建てで、民宿としては1階の32㎡を利用する。最大で8人が宿泊できる。

 上野さんは「田舎の良さを知ってもらおうと、農家民宿を始めた。都会の家族連れ、外国人、特に子どもに来てほしい。民宿からは米山が見え、景観がいいんですよ」と話す。

宿泊者は四季を通じた農業体験や郷土料理づくりを体験する。上野さんはこの体験には、地域の協力が欠かせないと考えている。この日はお披露目会が開かれ、地域の人たちに協力を求めた。

上野さんは「農業体験では近所のお年寄りの畑を借り、宿泊者に野菜の収穫などをしてもらいたいと思っている。野菜を作ったお年寄りから野菜作りの苦労などを聞くこともでき、宿泊者との交流にもつながる」と、地域の活性化に意欲を示す。

また、上野さんは宿泊者がいずれは移住者になってほしいとも考えている。民宿の名前「えびすさん」は上野さんの愛称で、七福神に似ているためだという。

※ご覧の記事の内容は2019年4月1日（月）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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