2019年02月25日 15:47更新

建築大工の技を競う国内最高位の大会「技能グランプリ」が来月開かれ、県代表として上越市の田中和哉さんが出場する。

田中 和哉さん（33）

技能グランプリは年齢に関係なく様々な分野の技能者が技を競う全国規模の大会。30の部門があり、そのうち建築大工部門には47人が出場。新潟県からは県建築組合連合会の推薦を受けた3人が代表として選ばれた。そのうちの1人が上越市の田中和哉さん。普段は上越市東本町にある綿貫工務店に勤めている。

「今回の課題がとてつもなく難しい。まずは理解することに専念した」という田中さん。本番では2日間かけて正五角形を基にした小屋組を製作する。

はじめに17種類の部材をもとに、原寸大の図面を作成。続いて部材を削って墨付け、図面通りの加工、そして組み立てとなる。組み立てでは一切釘は使わない。そのため、設計図や墨付けに高い精度が求められる。

田中さんは今回初めての出場。出場が決まってからは仕事の合間をみて課題に取り組んできた。「1位になれるように頑張りたい」と大会まで練習に余念がない。技能グランプリは来月2・3日に神戸市でおこなわれる。

※ご覧の記事の内容は2019年2月25日（月）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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