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高田瞽女 ふたたび 雁木のまちで門付け再現

2019年02月10日 17:16更新 - 2週前

雪の降る雁木のまちに、瞽女唄と三味線の音色が響き渡った。盲目の女旅芸人、高田瞽女の門付けを再現した催しが、10日、上越市本町の雁木通りで行われた。Still0210_00006

門付けを再現したのは、NPO法人高田瞽女の文化を保存・発信する会。会では、高田瞽女を地域のかけがえのない財産として継承するため、10年前から毎年この時期に門付けの再現を行っている。今年も、三味線奏者の月岡祐紀子さんと公募で選ばれた市民3人が瞽女に扮し、高田の雁木を歩いた。


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門付けは、瞽女が町に来た事を知らせるための演奏。高田瞽女は、江戸時代から昭和39年まで活動していた。年間300日近くを旅回りで暮らしていたが、年末から節分までの約1か月は高田の家で過ごし、まちなかで門付けをする事もあったという。

会の代表 小川善司さんによると、門付けの際、村の人たちは湯飲み茶碗で人数分の米を瞽女さんに渡した。その米は、恵む米ではなく、村にやってくる瞽女さんのためにとっておいた米だった。米の袋がだんだん重くなるので、翌朝、瞽女さんは宿を出る前にお金に換えた。すると、その米を村の人たちは買い戻しに行く。そこには、瞽女さんが大勢の人達から集めたお米だから、子どもに食べさせると健康になり、頭がよくなるという迷信があったという。

催しでは、実際に訪れた家の玄関口で瞽女唄を披露し、米をもらうシーンが再現された。Still0210_00003

月岡さんは、高校生のとき瞽女唄に出会い、19歳からの10年間、高田瞽女から直接指導を受けた奏者。「上越地方の寒さや雪の降り具合、人の雰囲気を感じ、この空気の中で瞽女さんも門付けをしていたのだとしみじみと感じるありがたいイベント」と瞽女さんへの思いを語った。


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また、公募で参加した河原幸美さんは、ご主人の転勤で東京から上越に来て2年目。「実際の瞽女さんはもういないが、似たような形で歩いていたのだと思うとタイムスリップしたような気持ちになった」と初めての経験を楽しんでいた。

主催者によると、撮影に訪れるカメラマンの人数は年々増えているという。

代表の 小川さんは「昔の出来事だが瞽女さんは今でも、私たちに人間としての生き方や人と人との関わり方を語りかけてきてくれる。この土地の宝物 高田瞽女を全国に発信したい。その土地の文化や歴史は、遠くから来る人たちにとって唯一のもの。作られたものを見るのではなく、その土地にある文化・歴史を知ってこそ訪ねた価値がある」と話した。

※ご覧の記事の内容は2019年2月12日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 12日19:00~18日19:00まで)  

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