2019年02月06日 16:16更新

直江津港でコンテナ船から大量の油が流れ出た事故を想定した対応訓練が、佐渡汽船ターミナルで行なわれた。

訓練は直江津港で油流出事故があった場合に、対応する防除協議会が実施したもので、石油会社や港の建設事業に関わる事業所など、協議会会員28団体が参加した。

講師を務めたのは、全国で大規模な油流出事故に対応してきた上越海上保安署の吉田勝昭署長。

参加者ははじめに基本的な対応策や重油の種類について学んだ他、事故を想定した机上訓練が行われた。

想定は、直江津港の防波堤にコンテナ船が衝突して、船底から油が流れだし、縦約600ｍ、横約400ｍに拡散したというもの。

参加者は、港付近の地図をみながら、事故の状況を把握、警察、消防など関係機関に連絡してすみやかに情報共有ができるよう対応。

 その後、海上保安署を中心に連絡調整会議を開き、油拡散を防ぐオイルフェンスを張る指示や油の回収処理までのプロセスを体験した。

吉田署長は「幸いにも近年、直江津港では大規模な事故は起きていない。今回の机上訓練で各機関が理解し、来年の実働訓練につなげていく」と話した。

※ご覧の記事の内容は2019年2月6日（水）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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