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上映作品の幅が拡大! 高田世界館が新システムを導入

2019年01月24日 19:00更新

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日本でもっとも古い現役の映画館、上越市本町にある高田世界館はこのほどDCP「デジタルシネマパッケージ」と呼ばれる高画質の上映システムを導入した。しかしまだ完全なシステムとはいえないため、現在残りの費用を賄う寄付をよびかけている。

 

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DCPは配給会社から映画のデジタルデータを受け取って上映するもので、高画質な映像の標準規格となっている。上野迪音支配人は「画質は2倍とはいかないが、1.8倍くらいは良くなった。立体感が出たというか、特に黒色の表現、立体感が出た」と話す。

 

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世界館ではこれまで35㎜フィルムを使うクラシック上映とBD(ブルーレイディスク)による上映に頼っていた。今回、DCPを導入したことで最新の映画を封切りとほぼ同時に上映できるなど、大きなメリットがある。これまでは悔しい思いをしたと話す上野支配人は「BDを作っていない配給会社もある。そうしたところの作品も上映できるようになり、幅が広がった。BDはフィルムと一緒で現物がないと上映できなかったが、DCPでデータから取り込めば現物がなくても上映できる。素材を手元に置く必要がないので、今後は観客が入る映画の終わりを決めずロングランすることも可能になる」と。


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DCPのシステムには、上映作業のほか、照明が連動していて映写室にいなくても、離れた受付や事務室で操作が可能。世界館は日常的にスタッフが足りているとはいえず、今回の導入で上映前後の手間が省かれオペレーションが向上するメリットもある。今回DCPの導入にかかった費用は約400万円。まだシステムは完全ではなく、照明の数や音響装置は十分な整備に至っていない。そのため世界館ではシステムの完成にむけ、市民に寄付を呼び掛けている。

目標金額は500万円で、一口5000円から受け付け。方法は指定の用紙でゆうちょ銀行から振り込む、または、世界館で直接受け付けている。寄付した人のうち、希望者には名前を木札に刻印して場内に掲示する。なお、1/26(土)からはアメリカの鬼才、ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」「ゼイリブ」がリマスター版で上映される。

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◆高田世界館HP ⇒ http://takadasekaikan.com/


※ご覧の記事の内容は2019年1月24日(木)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 24日19:00~30日19:00まで)   

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