2018年10月11日 19:29更新

上越市立城西中学校と地域合同の防災訓練が11日行われ、生徒たちが救助活動を体験した。訓練は震度7の地震が発生し、避難指示がでた想定で行なわれた。参加したのは城西中学校の全校生徒のほか、南高田町と南新町町内の住民など800人以上。訓練では生徒たちが体育館に避難して安全を確保したあと、3年生全員と2年生の一部が２つの町内へむかった。

町内会の人の案内で自力で避難できない人を救助、誘導。避難には担架や車いす、リアカーを使った。要支援者役として運ばれた地域住民からは生徒たちのたちまわりは高評。3年生の男子は「低い姿勢で担架を運んで疲れた。（実際に災害が起きたら）要支援者への声掛けなどはできなくなってしまうかもしれない。この訓練をいかしてやれたら。」と話していた。城西中学校と地域住民の合同訓練は今回が7回目。青山範夫教頭は「自分の命が一番大事だが、中学生には、災害の時の役割を知り、助けられる側から助ける側の意識をもってほしい」と話していた。