2018年09月19日 08:23更新

上越ならではの食の魅力を大学生に知ってもらおうと18日、上越市柿崎区にある上下浜海岸で地引網体験が行われた。


この体験学習は、和食離れがいわれる若者に地域の食の魅力を知ってもらおうと上越市が企画しました。大学生を対象に行うのはこれが初めて。上越教育大学の食育サークル「Heart」に所属する14人が地引網に挑戦した。学生たちは、地元漁師から上下浜海岸の歴史や獲れる魚などの説明を聞き、海岸に出て網を引き上げた。網は今朝、漁船で沖合3㎞に仕掛けたもの。


網にはマダイやイシダイなど約15匹ほどがかかった。この後、学生たちは、地元の民宿の料理人から手ほどきを受け、とれた魚を自分でさばき、浜汁を作った。


参加した学生は「難しかったが、いい経験ができた。学校教員を目指していて、この経験を子供たちに伝えていくことが大事だと感じた」と話した。

食育サークル「Heart」は、地引網体験に先立って先月、上越野菜のひとくちまくわなどを収穫し調理している。サークルでは、これまでの活動をもとに、上越産の食材を使ったどんぶりのレシピを考え、学生食堂で提供する予定。