2018年07月16日 22:44更新

妙高市の野球塾「妙高ベースボールクラブ」の今シーズンの開講式が16日に行われ、中学生球児が硬式野球の練習をスタートした。

今年で12年目を迎える「妙高ベースボールクラブ」。中学の部活動を終えた3年生を、硬式の高校野球へスムーズに移行させようと行われている野球塾で、始めた当初は新井頚南地区のみの参加だったが、今では、上越市の他長野県からも希望があり、今年は約40人の参加が見込まれている。指導者は、高校や大学で野球を経験した有志24人。

クラブを立ち上げ、自ら監督も務める鴨井茂人さんは「一番は野球を続けて欲しいということ。高校に行って怪我をする選手が多いので怪我防止のための事前準備も出来たら。野球が好きだ、楽しいという気持ちを持ち続けてほしい」と思いを話す。鴨井さんによると、部活を引退してから高校入学までの時期に、気持ちが途切れ、野球をあきらめてしまう子ども達が多いという。

メンバーの顔合わせとなったこの日、参加者は早速、ノックやバッティングなどの基礎練習に汗を流した。

参加者は「高校で先輩たちと一緒に甲子園に行きたい。軟式ボールと違って硬式ボールは硬くてはねない。一球一球集中してやりたい」「高校に向けての準備と仲間と良い思いでが作れたら」など意気込みを語った。

練習の途中で鴨井さんは「高校では先生は教えてくれない。自分が自ら野球をやらなければ。それが中学野球との大きな違い。その気持ちをこの半年間で植えつけてほしい」と参加者にエールを送っていた。

 練習は毎週土日で、12月中旬までの活動が予定されている。参加費は、保険や道具代などを含み半年間で13,000円。クラブでは随時参加者を受け付けている。問合せは、妙高ベースボールクラブ　監督　鴨井さんTEL 090-8593-1884まで