2018年06月30日 19:01更新

上越市出身の児童文学作家、杉みき子さんの作品「朝やけまつり」を朗読するコンサートが７月21日（土）に開催される。これに向け、コンサートを主催する実行委員会が、本番と同じ会場、高田公園オーレンプラザのホールで最終稽古をした。

朗読コンサートは、杉みき子さんの作品を多くの人に知ってもらおうと、上越市の朗読団体などが企画した。コンサートでは、朗読団体に所属する７人が、杉みき子さんの作品「朝やけまつり」を読み上げる。「朝やけまつり」は、1975年に発行された。主人公の少女あかねが、高田公園である少年と出会い、妙高山に関わる成り立ちなどを聞かされるファンタジーだ。コンサートでは、朗読のほか、上越市在住の画家、村山陽さんが描いた挿絵が映し出される。また、朗読の合間には、物語をイメージした曲を、上越市出身のピアニスト、布施美穂さんが演奏する。曲は、パリ国立高等音楽院教授の渡辺りか子さんが、「朝やけまつり」をイメージして作った。

最終稽古では、朗読をはじめ挿絵の投影やピアノの演奏もして、流れを確認した。実行委員会の関谷直美さんは「声のおもしろさや言葉のリズムを楽しんでほしい」と話している。朗読コンサートは、７月21日（土）午後１時開場、午後１時30分開演。会場は高田公園オーレンプラザで、入場料は一般が2,000円、高校生以下は500円。 問い合わせは、電話番号０９０－２２１８－７０３１まで。