2018年05月26日 19:31更新

上越市立上下浜小学校で、26日、運動会に代わる行事「浜っこスポーツフェスティバル」が初めて行われた。「浜っこスポーツフェスティバル」通称「浜スポ」は、これまでの運動会を見直した、地域参加型の学校行事。

大きな特徴は、通常の運動会のように赤白の対抗戦ではなく、全校児童90人がひとつのチームであること。この取組には、「仲間で競い合う競技で一生懸命応援し、スポーツそのものの勝敗を楽しんでほしい」という、國本清光校長の思いがある。

運動会の花形である、徒競走やリレー、学年団体競技などの種目はこれまで通り行われ、一種目ごとにトロフィーが手渡された。ＰＴＡ会長の高野一騎さんは「みんなが一致団結して楽しむことで、競技中に笑い声がたくさん出ている。赤白に分けないメリットなのではないか」と話す。

また、「浜スポ」には、地域の人達にも一緒に参加してほしいという、子ども達の願いが込められている。パラシュットや輪投げ、ディスクゴルフなどのニュースポーツを楽しむ種目、「世代を超えてチャレンジスポーツ」には、たくさんの大人が参加し、歓声と拍手が沸き起こっていた。

参加した地域住民からは、「ほんわかアットホームな感じを受ける」「普通の運動会ならただ見ているだけだが、たくさん参加できると大人も楽しい」などの声が聞かれた。

新しい運動会の形「浜スポ」は、子どもと地域を結ぶ行事として大成功をおさめた。