2018年04月04日 16:41更新

妙高市の全日本ウインタースポーツ専門学校と国際自然環境アウトドア専門学校の合同入学式が4日行われ、平昌五輪スノーボード女子ハーフパイプで入賞した妙高市出身の冨田せなさんが入学した。冨田さんは4年後の北京五輪に向けて「夢や希望を実現するため、技術の習得に励みたい」と意気込みを語った。

妙高市原通の全日本ウインタースポーツ専門学校と国際自然環境アウトドア専門学校に入学したのは上越地域出身者2人を含む30人。その中には妙高市出身の冨田せなさんの姿も。

冨田さんは2月に開催された平昌五輪スノーボード女子ハーフパイプで初出場ながら、8位に入賞した。3月に胎内市内の高校を卒業し、さらに技術を磨こうと全日本ウインタースポーツ専門学校 プロフェッショナル養成科に入学した。

冨田さんは「やっぱり地元が一番落ち着く。その中でいろいろなことを学べたら」と話している。

入学式では関川弘夫校長が「アスリートは心・技・体バランスのとれた人格形成が重要。人から信頼される学生になってください」とメッセージを送った。また、新潟県スキー連盟 次井雪雄会長が「冨田さんは北京五輪を目指して入学したと思う。地域と協力して目標に進んでほしい」と期待を込めた。

新入生を代表して冨田さんは「在学期間、常に向上心を忘れず、それぞれが目指す希望を実現させるために、より高度な知識と技術の習得に励む」と抱負を述べた。

冨田さんは入学と同時に生活の拠点を自宅に戻した。入学式に出席した母親の美里さんは「遠征で1年の半分くらいは家にいないが成長を見守りたい」と話している。

※2018年4月4日 ニュースLiNKで放送 初回18:30～