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鵜の浜「湯元館(酔洋)」事業停止 負債2億6,000万円

2018年02月23日 10:42更新

上越市大潟区九戸浜の温泉旅館「湯元館」(佐野正典 代表)が2月19日に事業を停止し、自己破産を申請する準備をしていることがわかった。負債総額は約2億6,000万円にのぼるとみられる。

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 帝国データバンクによると、同旅館は1974年(昭和49年3月)に設立された。1997年に新館を建設し、上越市大潟区の鵜の浜温泉で温泉旅館「湯元館 酔洋」の経営を行っていた。地元産の鮮魚料理等が好評で一定の固定客があった。また大河ドラマ放映の影響で観光客が増え、ピークの2009年2月期には年収入高  約1億6,000万円を計上していた。

しかし、その後は消費の冷え込みにより観光客が減少していた。消費税増税後はさらに来客数が減少し、2016年2月期の年収入高は約7,300万円にとどまっていた。売上不足に伴い収益性も低迷し、新館建築のための借入金の返済負担も資金面を圧迫していた。

その後も業務改善がみられず、先行き見通しが難しいことから事業を断念した。従業員はパートを含め12人だった。

 

 

 

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