2018年02月19日 16:05更新
えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」と、おとなり長野県しなの鉄道の観光列車「ろくもん」が、4月のお花見の時期にあわせて相互に乗り入れ運行することが19日に発表された。両社の列車が本格的に県をまたいで乗り入れをするのは今回が初めて。
19 日 上越市役所
これは上越市と長野県上田市で同時に開かれた記者会見で明らかになった。2つの列車は高田公園の観桜会、上田城千本桜まつりの誘客を図るため運行される。
【雪月花】
えちごトキめき鉄道「雪月花」
雪月花がしなの鉄道の上田駅まで運行するのは4月13日の金曜日。直江津駅を午前9時50分に発車し、上田駅に12時51分に到着する午前便と上田駅を午後1時41分に発車し、高田駅に4時23分に着く午後便がある。料金は2万1,800円で、通常便と同じ食事提供の他、岩の原葡萄園の社員も同乗し、数種類のワインを楽しむことができる。
【ろくもん】
しなの鉄道「ろくもん」
一方、しなの鉄道のろくもんは軽井沢駅と長野駅の間を走る観光列車で、雪月花と同様に本格的に、県外の他社の路線に乗り入れるのは今回が初めて。
乗り入れは4月7日(土)で、上田駅を午前10時32分に出発し、高田駅に午後1時20分に着く便と1時56分に高田駅を出て、上田駅に午後4時に着く便の2本がある。こちらの料金は2種類あり、5種類のNAGANOワインを楽しみながら長野県の名店の料理を楽しむプランが2万1,800円。オリジナルグッズがついてくるプランが1万2,800円。
今回の相互乗り入れ実現の背景には上越市と上田市が昭和54年以来39年間姉妹都市を結んでいること。そして上越市、上田市、そして山梨県の甲府市の商工会議所が「三国同盟」という協力関係を結んでいることもあり、行政と経済団体が後押しする形となった。
会見でえちごトキめき鉄道の嶋津忠裕社長は「桜の時期はぜひ毎年相互乗り入れを定例化させたい。また、お互いの市のイベントや魅力ある季節にもできれば」と今後の実施にも前向きな姿勢を見せた。
列車の予約は両社の予約センターで22日(木)から始まる。
ろくもんが上越市にやって来る4月7日は難しそうだが、雪月花が長野県を走る4月13日はしなの鉄道の「戸倉駅」で2つの列車が同時に見られるかもしれないということ。
※2018年2月19日ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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