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今年も元気にヒヒ~ン!

2018年02月06日 11:57更新

 上越市横畑(よこばたけ)地区の小正月行事「馬」が4日行われ、地元の中学生たちが伝統を受け継ごうと参加した。横畑地区は上越市桑取川に沿った集落の一番奥にある。「馬」はほかではみられない独特の伝統行事だが、40年前を最後に途絶えていた。それを地元有志が20年前に復活させ、現在はNPOかみえちご山里ファン倶楽部が運営を引き継いでいる。

Still0206_00013                               上越市横畑地区(会場は画面最奥の古民家)       

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  地元有志およびNPOメンバー

行事は「田ならし」とよばれる代かきの動作からはじまる。つづいて、農耕馬に扮した人たちがヒヒーンと声をあげて跳ね回る。馬の動きには五穀豊穣の願いが込められ、跳ねて埃がたてばたつほど豊作になるという。

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この行事には、去年から地元・上越市立潮陵中学校の生徒たちがふるさと学習として参加している。この日は、ほぼ全校生徒にあたる23人が「田ならし」と「馬」を分担して演じた。

Still0206_00011 中学生による 田ならし

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馬役は1回に6人、部屋の中を3周3回ずつ跳ねる

 地域の過疎化、高齢化がすすむ中、中学生の参加は伝統行事の担い手としても期待されている。潮陵中学校の松縄隆之校長は、「450年以上つづく伝統を子どもたちが肌で感じることができる場…経験者がどんどんふえて地域の戦力になる活動にしたい」と話す。

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潮陵中・松縄校長

 中学生の参加をうけて、地元有志の横田正美さんは、「大変ありがたいこと。中学校ふくめ桑取谷全体で意識がたかまり、保存していく活動になってほしい」と期待を寄せる。

田おこし役の1年生女子は、「はば広い世代が参加してにぎやかだった、とてもいい感じです」。馬で跳ねた2年生男子は、「地域貢献しているような気分になった…来年もやりたいです!」と笑顔でこたえていた。

 

下の写真は、子どもがはねる「子馬」

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「まゆ玉」
無病息災を願って参加者がつくったもの

 

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※2018年2月6日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~

 

 

 

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