2018年01月01日 17:34更新

平成30年を迎えた元日、上越市の春日山神社では多くの参拝者が初詣に訪れ賑わいを見せた。参拝者は神前で鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼をして一年の幸せを願っていた。

日中は強い風に加え、雨やあられが降りしきる一日となる生憎の悪天候。同神社の社務所によると、例年より参拝客は少なめとのこと。それでも正午過ぎから人数が増え始め、午後1時頃には時折、参拝を待つ人の行列ができていた。また社務所によると、一番のピークは二年参りの元旦、午前0時30分頃で、境内の鳥居付近まで約100人ほどの行列ができたという。多くの人は、参拝が終わるとおみくじを引き、1年の縁起を占うと木に結んでいた。市内大豆に住む小学4年生の男子は「学校のテストで100点を取りたいと願った。」また大潟区から訪れた家族3人のうち、50代の父親は「無事健康で。もう少し景気が良くなってもらわないと。あと娘がことし就職するので、家族が安泰で過ごせれば。」娘で18歳の女子高校生も「東京に事務職で就職です。ことしは親に迷惑かけずに過ごせたら。」とそれぞれ1年の目標成就や幸せを願っていた。

また横浜市から一家5人で訪れた観光客も初詣に。子どもの名前は春日山神社の祭神に祀られている上杉謙信公の名前にあやかり、「瑛彪（てるとら）くん」と名付けたそう。初詣のお願いごとを尋ねると、家族全員が「子どもの健康を願って、すくすくと育ってくれれば。」と話していた。
春日山神社周辺の道路では3日(水)まで一方通行や通行止めの交通規制が行われる予定。