2017年11月15日 17:29更新

高田城の守りの要だった「馬出」に由来する地名「お馬出し（おんまだし）」の意味や歴史をまとめた本がこのほど完成した。

Ｂ５版32ページで各地の「馬出」の図をはじめ、高田城の馬出の地図、さらにさまざまな役所や老舗が並び政治や経済の中心だった高田のお馬出しの歴史も記されている。

この本を作ったのは、お馬出しの名を後世に残す活動をしている市民団体「お馬出しプロジェクト」。本には団体が開いた勉強会や季節ごとのイベントをはじめ、歴史を記した看板の設置など12年間にわたる活動の様子も記録されている。

 この本は1,500部作られ、大杉屋惣兵衛お馬出し店に置かれるほか、地域の小学校にも配布される。

団体の代表宮越紀祢子さんは「次の世代を担う子供たちに読んでもらい、生まれ育ったこの町の歴史を知ることで誇りと自信が持てるようになってほしい」と話していた。