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被害があった牧区棚田 復旧作業すすむ

2024年05月15日 18:20更新

今年1月1日の能登半島地震の影響で、田んぼの法面が崩れるなどの被害が出た上越市牧区の棚田で修復作業が行われています。

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上越市牧区坪山の棚田です。農家民宿どぶろくそうを営む中川卓夫さんは、この集落のおよそ19ヘクタールの田んぼを管理しています。

集落の田んぼは去年の夏、干ばつの影響でひび割れたり、ひび割れた箇所に水がしみ込み、あぜが崩れるなど被害が出ました。

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去年の秋、すべて修復しましたが、今年1月1日の能登半島地震の影響で、坪山集落では新たに6か所の法面が崩れました。上越市によりますと、こうした農地の被害は1月1日から今月10日までに176件報告されています。

15日は法面が崩れ、水路をふさいでいた土を重機でさらったほか、土にセメントを混ぜて法面を固め、杭と板で抑える作業が行われました。

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どぶろく荘 中川卓夫さん
「春に来たら、地すべりが起きていた。去年の干ばつでひび割れたところが、地震の影響でさらにひび割れたのでは。ひび割れが完全に塞がらず、水漏れがあってこの状態に。もう1回復旧しないと田植えにならない。代かきで水を使ってしまうと、イネを管理する水がなくなる」

集落の棚田では去年の秋、修復後に代かきが行われました。通常であればこの時期、田んぼには水が溜まっているそうですが、今年は乾いています。中川さんはこれも去年の干ばつの影響ではないかと話します。

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牧区の棚田は雨水に頼る天水田がほとんどです。この冬は少雪だったことに加え、集落の溜め池のシートが冬の間に破れたことで水が流れ出し、通常の半分ほどしか溜まっていません。

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中川さんは「地震の影響か、シートの劣化か、原因がわからない。ここにある水しかない。雨が降ってくるのを待つだけ。去年のような干ばつにならないか心配」と話しています。

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法面の工事は、今週18日(土)まで行われます。田植えはあす以降、雨が降ったらはじめるということです。上越市では作付が始まるまでに、被害を受けた農地の復旧支援をできる限り進めることにしています。

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