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星に魅了されて 上越市の白石秀一さん 自宅の観測所で天体撮影

2024年04月13日 11:00更新

星を見てどんなことを感じますか? 星を見るとなんだか落ち着く…そんなふうに思う方もいるかもしれません。そんな銀河や星雲の写真を、上越市のアマチュア写真家 白石秀一さんが、自宅に設けた観測所から撮り続けています。白石さんは写真の展示を通して、宇宙が生み出す色と形の魅力を知ってほしいと話しています。

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オリオン大星雲 写真提供:白石秀一さん

オリオン大星雲やアンドロメダ銀河…どれも、夜空に見える天体です。

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撮影したのは上越市御殿山町に住む白石秀一さん(73)です。白石さんは小学生の頃から星に興味を持ち、高校生のとき親に買ってもらった一眼レフで初めて天体写真を撮影しました。

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白石秀一さん
「独特の色と形が魅力的。もっとうまく撮りたいと思うから、きっと天体に惹かれていると思う」

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撮影場所は、自宅の敷地に設けたコンテナ型の観測所です。高さおよそ2メートル、幅3メートルで中には望遠鏡が2台あり、パソコンで操作します。60代までは市内だけでなく長野県やオーストラリアでも撮影してきましたが、生涯活動を続けようと2019年に設置しました。

白石さんは「自宅にあれば、天気を見ていつでも撮影できる。車を運転できなくなっても、ずっと撮影していきたい」と話しています。

00_4月5日21時の夜空_南方向

今は春の星座を代表する「しし座のトリオ銀河」を撮影しています。トリオ銀河は、名前の通り3つの銀河が三角形にならんでいます。白石さんは、同じ銀河でも形や色が異なるのがおもしろいと話しています。

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写真1枚 写真提供:白石秀一さん

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写真500枚を重ねた作品 写真提供:白石秀一さん

写真は1枚撮って終わりではありません。白石さんは、レンズのフィルターを変えながら色や明るさを調整して数百枚の写真を撮ります。それらを重ねることで、星の色や形がはっきりと見えるようになります。トリオ銀河の写真は、500枚を重ねて完成させました。

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白石さんは星の魅力を知ってもらおうと、写真を地元で展示したり、ホームページに解説付きで載せたりしています。今は夜でも街灯や店の明かりで星が見えにくい時があっても、宇宙が生み出す色や形に思いをはせてほしいと話しています。

白石秀一さん
「星が必ずどこかに出ている。自分の目で見上げてほしい。天の川や北斗七星を見つけて、その感動から(天体に)興味を持ってほしい」

白石さんの作品は、ホームページ「輝く光」から見ることができます。

観桜会 バナー

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