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650年の歴史が醸す新境地!地元3酒蔵が共同で日本酒造りに挑戦

2024年03月16日 09:37更新

上越市と妙高市にある3つの酒蔵が原料を持ち寄り、1つの日本酒造りに挑みます。今年5月以降の発売を目指し仕込みが始まりました。

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共同の酒造りに挑むのは、妙高市の千代の光酒造、上越市の竹田酒造店、頚城酒造の3つの蔵元で作るユニット「Kurap3」です。

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仕込みが千代の光酒造で行なわれることになり、竹田酒造店が発酵に欠かせない「酵母」を、頚城酒造が「水」をそれぞれ持ち寄りました。

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「酵母」は微生物の仲間で、竹田酒造店の蔵の中にある古い梁などにすみついているいわゆる「蔵付き」のものです。「水」は「平成の名水百選」に選ばれた柿崎区の大出口泉水からくみ取っています。いずれもそれぞれの蔵で実際に使っている酒の原料です。

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千代の光酒造 池田剣一郎 取締役社長
「通常ありえないような組み方。かたふねの酵母 頚城酒造の水 千代の光の造り。3社の個性がまっすぐ出たような酒になると思う。楽しんでほしい」

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仕込みでは、酵母と水が入った容器に上越産のコメ山田錦を入れて混ぜ合わせました。

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頚城酒造 杜氏 吉崎司さん
「造りの時期に他社に入り造るのは初めて。すべて勉強になる。(味)イメージつかない。酒造り1年目みたいなもの。どうなるか楽しみ」

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竹田酒造店  竹田春毅 専務
「設備自体 違う。コメをふかした後の作業や酒母立てしたときの容器など勉強になった」

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3つの酒蔵では150年以上前から酒造りをしていて、その年月を合わせるとおよそ650年分になります。共同の酒造りはそこで培われた経験と技でお互いを刺激し合おうと始めました。全国的にも珍しい取り組みだということです。

千代の光酒造 池田 剣一郎 取締役社長
「酒造り、毎日同じことの繰り返し。せっかく すばらしい蔵元が上越にはたくさんある。横のつながり 刺激のし合いで互いに切磋琢磨して外からの刺激で質を向上させる」

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酒は純米大吟醸で製造量は2000リットルほどを見込んでいます。酒造りは今後も共同ですすめられこの春に完成する予定です。早ければ今年5月に上越市や妙高市の酒店などで販売されます。商品名は「Baton」、3つの蔵元の伝統を受け継ぐ意味が込められています。

千代の光酒造 池田 剣一郎 取締役社長
「3蔵でコラボレーションとはどういうことか 興味をもってもらったり、試しにふだん飲まないけど特別な酒だから飲んでみよう、飲みやすかったら注文してみようなど、気軽に思ってもらえたら うれしい」

「Kurap3」のユニット名は蔵元の「クラ」、そして英語の「クラップ」がかかっています。

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