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甘~い樹液の恵み 上越市牧区でメープルシロップ特産化へ

2024年02月07日 09:21更新

上越市でメープルシロップが作られているのをご存じでしょうか? 牧区でメープルシロップの特産化に取り組む梨本正昭さんを取材しました。 

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上越市牧区でメープルシロップの特産化に取り組んでいる梨本正昭さんです。10年ほど前から研究をはじめ、3年前に商品化し、牧区の特産として販売を始めました。

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梨本正昭さん
「牧区も少子化で現在の人口が約1500人。地域を活性化したくて始めた。牧区の山を活用した産業を考えた」

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メープルシロップの原料、イタヤカエデの樹液です。無色透明で、ほのかな甘みがあります。

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イタヤカエデは、日本の山間地を中心に分布する落葉樹です。カエデの仲間は、冬に寒さから身を守ろうと樹液を作る特徴があり、毎年この時期に採取できます。

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5日は、積雪およそ1メートル50センチの中、山の中に入りイタヤカエデの幹に直径1.2センチの穴をあけて樹液を採取しました。

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樹液は、1本のカエデから3日間でおよそ30リットル取れます。梨本さんによりますと、夏の猛暑の影響もなく、例年通り採取できている、ということです。

今シーズンは牧区内で40本のカエデから樹液を採取する計画です。採取した樹液は、2日間かけ、糖度66度まで煮詰めます。樹液3リットルからできるメープルシロップの量は、わずか60分の1、およそ50ミリリットルです。

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梨本正昭さん
「(品質)色で判断できる。輝きと透明度のある「ゴールド」が最高級。直接なめて味わって」

樹液の採取は、今月いっぱい行われます。

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梨本正昭さん
「(樹液)採取の体験ツアーを行い、牧区にいろいろな人に来てほしい」

イタヤカエデのメープルシロップ「雪国楓糖」は、4月中旬から、牧区のアンテナショップ「牧っていいね」などで販売されます。

樹液採取のために幹に開けた1.2ミリの穴は今秋に再生し、ふさがるとのことです。

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