2024年02月02日 13:49更新

能登半島地震で今も断水が続いている石川県七尾市に、上越市の水道工事会社の作業員が2日（金）から順次派遣され、水道管の復旧工事にあたります。

石川県七尾市に派遣されるのは、上越市の島津工業、頸城水道、北陸工業の3社です。3社は上越市管工事業協同組合の組合員で今回、日本水道協会新潟県支部からの要請を受けて派遣されます。

七尾市では能登半島地震で2万戸以上が断水の被害を受けていて、今も7割ほどにあたるおよそ1万5000戸で断水が続いています。

派遣される作業員は、現地で水道管の復旧作業にあたります。2日は第1次隊として出発する、島津工業の作業員7人が出発式に臨みました。

上越市管工事業協同組合 嶋津茂晴 理事長
「石川の皆さまが1日でも早く平穏な暮らしに戻れる一助になれれば。責任を持って作業にあたりたい」

ガス水道事業管理者 髙橋一之さん
「皆さんの力で加速度的に通水が進むと信じている」

中川市長
「安全に事故を起こさないように修繕作業を確実にやってほしい」

島津工業の派遣期間は2日から7日までの6日間です。そのあと7日からは頸城水道が、12日からは北陸工業の作業員が派遣される予定です。

なお、上越市では先月中旬からガス水道局の職員を七尾市へ派遣していて、今も職員を交代しながら現地で活動にあたっています。また、妙高市では、今月5日から順次、上下水道局の職員2人を派遣する予定です。