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杉ノ原スキー場を海外の不動産投資会社が買収 城戸市長は活性化に期待

2023年11月29日 18:21更新

妙高市の杉ノ原スキー場が、シンガポールに本社を置く不動産投資運用会社「ペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)」に、今月11月1日買収されたことが分かりました。 市によりますと、この会社では今後、妙高地域と斑尾地域で宿泊施設の建設などを計画しているということで、城戸市長はインバウンドの拡大と地域経済の活性化に期待を寄せています。

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杉ノ原スキー場は、前身の「妙高国際スキー場」として1964年にオープンしました。ゲレンデは最長8.5キロ、高低差1124メートルと県内有数の規模です。これまで東京の西武ホールディングスが運営していましたが、シンガポールに本社を置く不動産投資運用会社PCGに、今月1日に買収されました。

スキー場の運営には、西武ホールディングスがこれまでと同じようにあたります。雇用も維持されているということです。

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城戸市長は27日(月)の会見で、会社から大規模ホテルの建設計画などを聞いているとしたうえで、今後のインバウンド拡大や地域経済の活性化に期待を寄せました。

城戸市長
「妙高高原エリアのスキー場は、今まで大規模な宿泊施設があまりなかった。海外ファンドによって新たな客を取り込む絶好のチャンス。市としては歓迎の気持ちだが、新たなところだけがwinになるのではなく、地域もwin-winになる形をとっていかなかればいけない。経済効果にも期待したい」

PCGは、妙高市と長野県飯山市にまたがる「斑尾高原スキー場」を去年買収しています。城戸市長によりますと、会社は今後、妙高地域と斑尾地域の開発を一体的に進めていくということです。

城戸市長
「飯山市から、斑尾高原スキー場が1年先に運営されたため、様々な点で共有をお願いしたいと申し出をいただいている。観光は県境や市境がないので、できる限り共有・連携していきたい」

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