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上越シェフが極寒の胃袋を癒やす!髙木和弥さんが南極観測隊の調理隊員に

2023年11月16日 15:48更新

南極観測隊の調理隊員として、上越市東雲町のレストラン「トゥジュール」のシェフ 髙木和弥さんが、今月下旬から昭和基地に派遣されます。髙木さんは1年2か月にわたり、厳しい環境で活動する隊員たちの癒やしとなる食事作りに取り組みます。 

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南極地域観測隊越冬隊の調理隊員に選ばれたのは、上越市東雲町のレストラン「トゥジュール」のオーナーシェフ髙木和弥さんです。

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髙木さんは千葉県の出身、これまで首都圏のホテルやレストランなどで経験を積んできました。4年前に妻で上越市出身のパティシエ 朋子さんと市内に店を開きました。髙木さんは子どもの頃から南極に憧れがあり「南極料理人」という映画を見たのをきっかけに調理隊員の公募を知りました。 

髙木さん
「『南極料理人』の映画がきっかけで挑戦してみたいという気持ちに。まさか受かると思わずに応募したので、(採用の)電話が来たときは、震えが止まらなくなるくらい感激した」

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派遣される昭和基地では、髙木さんともう一人の調理隊員との交代で、隊員27人の三食と夜食、観測に出かける隊員の弁当作りなどを行います。

髙木和弥さん
「厳しい環境で隊員は外作業などをしている。帰ってきたときに美味しいごはんで隊員を癒やせたら」

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髙木さんは、ことし7月から国立極地研究所の職員として、隊員1人あたりおよそ1トン、全部で30トンほどの食材を調達し、南極観測船「しらせ」に積み込む作業などにあたってきました。 

髙木和弥さん
「上越のコメを持っていきたかったが、輸送の関係で間に合わなかった。のっぺを作ったり、お稲荷さんを夜食で作りたい」

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現在、レストランは一時休業となりましたが、留守を預かる朋子さんがケーキなどを販売します。

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朋子さん
「自分が彼なら絶対行きたいと思うので、本当に嬉しかった。いつもと変わらず南極で隊員の皆さんのために料理を作ってもらいたい」

髙木さん
「まずは隊員が1日3食しっかり食べて健康な状態で、無事に日本に帰ってこられるように、食事を支えるのが仕事。イベントや誕生日も大切にして、日々に潤いを与えられたら」

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髙木さんは今月下旬に出発し、2025年の2月下旬ごろに帰国する予定だということです。

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